正夢

同居人

む~さんは節約のため、床屋に行く回数を減らしました。

営業の仕事をしているので、小綺麗にした方が良いと思い、

「床屋行ったら?」

と促すと、直近の休みの土曜日に予約を入れました。

でも今月は月曜日がお給料日で

「床屋に行く金がないから、ちょっと貸しといてくれ。」

と言うのです。

それならお給料日の後の日に予約を入れればいいのにと思いましたが、本人としては、私に言われたことを直ぐにやったと満足気です。

すると、床屋に行く日の前日に夢を見たそうです。

「君が俺に、金がない金がないって言うから。金が足りない夢をみたじゃないか!」

「いくら足りない夢なの?」

「15000円。床屋の4500円と保険料だ。」

「ずいぶん現実味がある金額だね。」

「そうなんだ。で、君に15000円を貸してくれって言うか、20000円て言おうか迷ってるところで目が覚めた。」

昔読んだ本に、大きなお金を得る人は、借金の金額も大きいと書いてありましたが、む~さんの夢はスケールが小さい話でした。

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