神懸かってる

同居人

このところ、む~さんは、仕事の調子が良さそうで

「毎日アポが取れてる。神懸かってる。」

ご機嫌な様子です。

「何でだろ?」

私にどんな答えを期待して聞いたのかわかりませんが、いろいろと工夫はしています。

ブラックな会社なので、疲労回復と血栓予防に良いらしい「にんにく」を料理に多く使っています。

外回りで足がパンパンだと言えば、シップを買います。

身体が重いと言う時は、高麗人参エキス入りの栄養ドリンクを飲ませます。

夏バテ予防に、赤紫蘇ジュースも作りました。

でも、「冷蔵庫に入れておくから、明日の朝飲んで行って。」と伝えたのに、忘れて出かけました。

次の朝は手渡しすると、「これ美味しいね。飲みたかったんだ。」と、人を喜ばせることをさらっと言います。

しゃべりも上手くない、見た目も爽やかでない、持ち物もキチンとしていないむ~さんの営業成績が良いのは、これが武器になっているのかもしれません。

私がむ~さんに、なぜ至れり尽くせりなのかというと、同居前提で老後生活資金の予定を立てているので、長生きしてもらわないと困るからです。

私の方は公的年金を受け取れるようになれば、細々とは生活できそうですが、む~さんの年金額は少ないので、生きている間働いてもらわないとと思っています。



営業の仕事ですので、業績が悪い時は口数が少なくなり、良い時はよくしゃべります。

今日は「流石だ」と自分を褒め、

「なんで自分で自分を褒めてるかわかるか?誰も褒めてくれないからだ。」

と自己完結していました。

そしてハンカチ代わりに使っている手ぬぐいを持たずに出掛けました。

忘れ物をするのを忘れないのは流石です。



ついに、む~さんの営業成績が社内でベスト3に入りました。

会社全体で何人の営業職員がいるのか知りませんが凄いと思います。

営業トークとか、佇まいとか、どこをとってもトップセールスマンとは思えないむ~さんですが、もしかしたら適正に合っているのでしょうか。



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