む~さんは休みの日に本屋に行きます。
毎回ではありませんが、本を買ってきます。
少し読んでそのままになっている本もたくさんあります。
小さな本棚があるのですが、中に納まりきらなくなり、その辺に置きっぱなしになっている本が数冊あります。
時々私は
「いらないなら売っちゃうよ!」
と伝えていましたが、先日ついに決行しました。
1000円くらいで売れそうな本を選んで、メルカリに出品したのです。
4冊がすぐに購入され、3冊は売れ残りました。
1週間くらい過ぎた時に、気が付かないだろうと思っていたむ~さんにバレました。
「もしかして俺の本売った?」
「うん。」
「何売ったの?」
かなり怒っています。
「〇と〇と…」
「〇は?」
「まだ売れてない。」
その本を会社の部下に貸すと約束したのだそうです。
「他の本はいるの?」
と聞くと、他はいらないと言いました。
私はさすがに悪いことをした気持ちになりましたが、む~さんは私に対して怒りの口調をしたことを反省したようで、30分くらい経つと、私の機嫌を取ろうとしました。
実はむ~さんに言った本以外にも売りに出した本があって、既に売れてしまったのですが、本がないことに気付くまで黙っておくことにします。