天気予報

アラ還

コロナが始まる前までは、私は推し活をしに年に数回韓国に行っていました。

行く日程が決まると気になるのは天気のことで、夏は台風、冬は雪を心配します。

土曜日に行って、日曜日に帰って来て、月曜日は会社に行く日程が多いので、天候によって飛行機が飛ばないなんてことになると大変だからです。

1ヵ月も前から天気予報をチェックしていました。

でも10年以上韓国に行っていますが、今まで一度も飛行機が飛ばなかったことはありません。

心配してもどうにもならないことに無駄に気を揉んでいたと最近ようやく気付きました。



以前に仕事でちょっとしたトラブルになった企業があって、担当者と気まずくなってしまい、たまに思い出すと嫌な気持ちになっていました。

コロナは私にとっては訪問できない良い口実になっていたのですが、転勤してきた上司が挨拶訪問をしたいということで久しぶりに顔を合わせることになりました。

私は「コロナも終わりそうですのでまた訪問させて頂きます。」なんて、自分でも驚く前向きなことを言ってしまったのですが、企業担当の方も「久しぶりですね。」と、嫌みも含まれているのでしょうが、悪くない雰囲気で終えることができました。

今までのいきさつを上司に話しながら、よく考えてみたらもう7年も前の出来事だったんだと、なんだか呆れてしまいました。

昔いた先輩が10年以上前の出来事を、まるで昨日のことのように話すのを、それも同じ話を何度も何度も聞かされて、こういう風にはなりたくないと思った姿に自分がなっていたのです。

私も、7年もの間に何回も思い出しては嫌な気持ちになっていたなんて、本当にバカバカしいことです。

ようやく吹っ切れたのか、爽やかな気持ちになったのを感じました。






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