駅から家に帰る道の途中に小さなケーキ屋さんがあります。
家族でケーキを作り、販売しています。
何回が買ったことがありますが、どれもとても美味しいです。
そのケーキ屋さんでは、夏の間だけソフトクリームを販売します。
毎年その時期になると、「冷やし中華始めました」と同じように夏を感じます。
でもまだソフトクリームは食べたことがないのです。
その場で一人で食べることにちょっと抵抗感があるからです。
ところが少し前にケーキを買いに行った時に、後ろのお客さんが「ソフトクリームを持ち帰りで2つ。」と注文していました。
「えっ!持ち帰りできるんだ。」と思い、次の機会に持ち帰りにして家で食べようと心に決めました。
そして暫く経った休みの日、保冷バッグを持ってケーキ屋さんに行きました。
「ソフトクリーム持ち帰れるんですよね?」
聞くと、店員の若い女の子に
「持ち帰りはコーンになりますがよろしいですか?」
と聞かれたので
「はい。このバッグに入りますか?」
と、保冷バッグを見せました。
店員さんの反応に少し間があり、他の年配の店員さんに
「コーンでそのままお渡しする形になります。」
そう言われて初めて、自分の勘違いに気が付きました。
「持ち帰り」は家に持ち帰るのではなく、お店で食べないことを意味していたのです。
そのお店はケーキを買ってお店で食べることもできるスペースがあるのです。
こういう勘違いなのか、思い込みなのか、これが「認知機能の衰え」なんだと思いため息が出ました。