謝罪

アラ還

取引先の従業員に外国の人が増えてきました。

私の職場も同じです。

先日、隣の席の外国人職員がお客様と電話で話をしていました。

どうやら前にもらった資料をなくしてしまったので、もう一度作ってほしいと頼まれている様子です。

彼女は日本語がとても上手で、会話には何の問題もありませんが、まだ日本人独特の慣習のようなことまでは慣れていないようで、

「お客様、謝らないでください。謝ることではありません。」

と言っています。

「手間をかけてごめんなさい」というようなことを言われて、そう答えたのです。

日本人が言う「ごめんなさい。」「すみません。」は謝っている時以外にもよく使います。

枕詞のような感じで、感謝をしているときにも使ったりします。

でも外国語を学ぶ時には謝る言葉として習っているのでしょう。



たまに彼女の言い方がキツイなあと思うことがあります。

日本人はなんとなくお客様には反論しないで、「さようでございますか。」的な言葉で聞き流そうとしますが、彼女は自己主張はキチンとします。

自分はこうした、自分は悪くないということをハッキリと伝えるのです。

言われたお客様の方は気分を悪くするでしょう。

でも彼女は正しいと思うのです。

悪くないのに謝りたくない気持ちは私も同じです。

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