副業

知り合いのタカさんから、月に一日だけのアルバイトを頼まれました。

PCに数字を入力して、書類を印刷するという、それほど難しくはない作業です。

今まで頼んでいた人と同じ条件で、けっこう高額のバイト料を頂けるということなので、引き受けてみました。

入力作業をしていると「数字が間違っててもいいよ。後でチェックするから。」と言われ、一瞬ぽかんとしてしまいました。

へっ？　間違えてもいいんだ。

私は営業の仕事で、直接お客様に接するため、常に「間違えてはいけない」ということに囚われすぎていたと気づきました。

長く仕事を続けてきた中で、大きなクレームになったことはありませんが、コンプライアンスやらなんやら「ダメダメ」が多すぎて、会社からは「懲戒処分」という言葉で脅され、必要以上に怯えて仕事をしていたようです。

もし間違えてしまったとしても、私には上司がいるので、上司に相談して助けてもらえばいいのです。

必要以上の責任感で、自分に負担をかけていたようです。

先輩が退職することになると、この人がいなくなったら大変なことになると思ったことが何度もあります。

でも、いつの時もなんとかなるものです。

会社って、そういうものです。

私にアルバイトを頼んだタカさんは士業で「もう引退したいけど、自分が辞めたら、顧問先が困るから辞められない」と言うのですが、その時はその時で、たぶんなんとかなるのでしょう。