テレビで雛祭りのニュースを見て思い出しました。
私の家の雛人形は3段飾りでした。
友達の家で5段飾り、7段飾りを見るとコンプレックスを感じました。
小学生の時、友達の家にはあってうちにないものは、ピアノ、エアコン、黒電話、勉強机、ダイニングテーブル。
家にあるものの差でなんとなく「うちはお金がないんだ。」と思っていました。
中学生の時は塾に通う子がたくさんいました。
私も塾に行ってみたくて、中3の冬、受験を口実に冬休み限定の塾に通わせてもらいました。
高校の時はおしゃれをして学校に通う子がいて、服にコンプレックスを感じていました。
その頃はアイビールックやハマトラが流行り、JJやCanCanの雑誌でブランドを知りました。
振り返ると、若い頃の私はたくさんの場面でコンプレックスを感じて生きていました。
いつも自分と誰かを比べていたのです。
還暦近くなり、ようやく自分軸で考えることができるようになりましたが、私がこどもだった時代、そして社会人になってからも、人と比べられる環境にあったと思います。
「多様性」という言葉が浸透し、少しずつ世の中が変わって来てはいますが、まだまだです。
私が勤めている会社はまだ「昭和」です。