推し活

アラ還

世の中が冬ソナで盛り上がっていた初めの頃は、とても冷ややかな目で見ていました。

その私が、まさかの韓流ドラマにはまってしまいました。

それからもう20年はまり続けています。

推し様の対象は何人か変わっていますが、韓流熱は冷めません。

ファンイベントに参加すると、以前は参加者の平均年齢が高く、推し様のお母さん、お婆さんの年齢です。

そういう年齢のおば様方からキャーキャー言われる20代30代の若い推し様は、さぞかし複雑な心境だったことでしょう。

でも、推し様を目の前にすると、おば様方の心だけは少女に戻れるのです。

ドキドキときめいたり、ワクワク期待したり、そういう気持ちって、なろうと思って作り出せるものではありません。

私は推し様にできるだけ嫌な思いをさせないようにと、外見にも気を使うようになりました。

もう年だからと諦めていた肝斑を取ったり、美顔マッサージに通ったり、効果はいまいちですが、小綺麗にする努力はします。

若い頃は変わることに喜びを感じましたが、今の年齢になると、変わらないことが難しいです。

気を付けないと、老けると太るです。

私たちは見に行く方で、見せに行くわけではないけれど、シミがちょっと薄くなっただけでも、瞼の下がり具合がちょっと改善されただけでも、気持ちが明るくなって、背筋が伸びます。

PCやスマホやネットなどの使い方も、好きなことで必要があると覚えようとします。

それまで全く興味がなかったホームビデオを買って、YouTubeに動画をアップすることもできるようになりました。

でも数年前、推し様の出待ちで、動画撮影をしようと準備していた時、若年層のファン達はスマホ、高齢層のファン達はビデオで待ち構えていました。

推し様が通り過ぎた後に動画を確認すると、ビデオ組は見事に全滅でした。

宝の持ち腐れです。

動くものを撮るのはとても難しいです。




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