む～さんは鼻歌をよく歌います。
朝起きてすぐの時にも、会社で嫌なことがあって愚痴を言った後にも、鼻歌で気持ちのリセットをしているのでしょうか。
音楽に自信がないむ～さんは、歌っている曲名を当てると喜びます。
小学生の時の運動会で、応援の大太鼓に任命されたのに、上手くリズムが取れなくて、先生が代わりに大太鼓をたたき、自分は大太鼓の横に立っていたという可哀そうな経験から、音楽に苦手意識を持っています。
む～さんの鼻歌は、サビではない部分で、曲当てはとても難しいです。
ある朝、部屋から出てきたむ～さんが、ベートーベンの運命で有名な「ババババーン」でない部分を「バッバッバラッパー」と真似ました。
私はクラシックは詳しくありませんが、それが原曲と違うのはわかりました。
テレビで出川哲郎さんが何かの曲を表現している感じとそっくりです。
でも出川哲郎さんの芸風を真似たわけではなく、む～さんのはオリジナルです。
お酒を飲んでご機嫌なむ～さんは、自ら作詞作曲した歌を口ずさむ時があります。
その日は演歌風にしたつもりらしいのですが、私には「能」のように聞こえました。
ミュージカル俳優が歌番組で歌を披露しているのを聞いたむ～さんは
「やっぱり上手いね。」
と感動し、自分もミュージカル俳優になったつもりで発声練習をしていました。
む～さんは時々、サービスクイズを出してくれます。
♪「ばーばーばーばーばー－－ばばばー」
答え：ラブ・ストーリーは突然に
♪「んっんっんっんっんっんっんーー－んっんっんっんっんっんっんー－－」
答え：眠れない夜
