同居生活

アラ還

借りた部屋は、2人で住むには広めの3LDKで、各個人の部屋の他に納戸として一部屋使えるので、快適な広さです。

人間も動物なので、自分の縄張りに入って来られると緊張するそうで、私が聞いた話では、親しい人との距離が50cm、事務的な距離が90cm、嫌な人とは3m離れろということでした。(諸説あります)

この広さならケンカした時に3m離れられます。

同居にあたって、お互いに生活費として10万円ずつ出し合い、家賃、光熱費、食費、雑費を賄う。

とりあえず、最初はこれだけを決めてスタートしました。

長い一人暮らしの間、若い頃にはお付き合いしていた男性が私の家に居着くなんてこともありましたが、この二十数年は完全におひとりさま生活を満喫していましたので、誰かと一緒の生活の流れを掴むのに1ヵ月くらいかかりました。

誰かと一緒でなくても、引っ越し後は家の設備の使い方、通勤や買い物に慣れるのにも時間がかかりますし、住所変更の手続きもたくさんあります。


同居人む~さんが務める会社はブラック企業で、かなりの過重労働を強いられているので、家で顔を合わせる時間は少なくて、一人暮らしと大きな変化はありません。

朝は私が起きる前に出勤してしまいます。

夕飯は二人分作りますが、私は先に食べてしまい、帰宅が遅いむ~さんは夕飯を食べたら直ぐに寝てしまいます。

更にはむ~さんの会社の休みが平日で、ほとんど顔を合わせる時間はありません。

私の年齢がもっと若かったり、新婚夫婦だったりしたなら、「寂しい💧」となるのでしょうが、私にとっては一人の時間が確保できる有難い状況です。

料理をするのは嫌いではありませんが、一人暮らしだとなんか面倒になって、あまり作らなくなっていました。

何かを作ったら、同じ物を何回も食べることになるし、食べる時間より作る時間の方が多くかかるし、作ったら、洗い物が増えるし…

誰かが食べるのなら、なぜか面倒じゃなくなります。

む~さんは好き嫌いはないし、「おいしかった」って言ってもらえると、やっぱり嬉しいものです。

む~さんが休みの日の夕飯はちょっと豪華にお酒のつまみを作って家飲みします。

料理のレパートリーは少ないですが、家の近くでは地元で採れた食料品が安く売っていて、そのまま生で、焼いて、茹でて、…と、手を加えなくてもおいしく食べられるので助かります。

今まではちょっとおいしい物が食べたいと思ったら、デパ地下に行って、スーパーより高い食料品やお惣菜を買ったりしていましたから、食費はだいぶ抑えられます。

緑が多くて、食べ物は安くておいしい。

東京じゃなくても全然大丈夫


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