30代後半の時に、会社の先輩から
「女の40代はいいわよ。」
と言われて、「40代はいいんだ!」と楽しみになりました。
私が自分より若い人に言うなら
「60才はいいよ。」
です。
「60才」いいです。
なったばかりの頃は、スーパーのシニア割引を喜ぶくらいでしたが、59才までは辞めることしか考えていなかった会社に今では感謝をしたりもしています。
同じ年齢の知り合い達は、60才を迎える前に早期退職を促されたり、60才を迎えられてもそこからは再雇用になったりで、収入が下がっています。
私の仕事は営業職なので、年をとっても営業成績が良ければそれなりにお給料が貰えます。
65才からは年金を受取りながら仕事を続けている人たちもいます。
今までずっとあった「お金」に対する不安が和らいだことで、仕事に対して気持ちの面で少し余裕が持てるようになりました。
60才になって初めて、自分の会社に対して「いい会社だ。」と思えるようになったのです。
そういえば昔、長年勤めた先輩が退職した後に、
「会社を辞めてから初めて会社に感謝した。」
というようなことを言っていました。
言われた時は私はまだ40代だったので、意味がよくわかっていませんでしたが、ようやく理解できます。
退職金と会社の年金を受け取れる有難さは、40代の頃には想像できませんでした。