禁煙

同居人

む~さんは脳梗塞を発症した後、暫くは禁煙しようと努力していましたが、本当に暫くの間だけで終わってしまいました。

ネットで調べてみても、電子タバコが健康にどれくらい影響があるのかハッキリしませんが、紙タバコよりはマシだと思うので見過ごしていました。

昨年はお酒の量を減らすことに成功して、健康診断の結果が頗る改善し、何より、お酒を買う回数が減った=節約できたことに満足しています。

そうなると気になるのが「タバコ」で、私としては健康より価格が気になります。

去年は分担の生活費をまともに払った月が何カ月もなく、ツケが溜まっているにも関わらず、毎日500円~1000円を捨ててるように思うのです。

月にしたら、2万円弱は節約できます。

む~さんが何かを食べたいとかほしいとかいう度に、「タバコ代何個分だ。タバコとそれとどっちを選ぶんだ?」と言い続けました。

言い続けてもスルーしていたむ~さんでしたが、遂に禁煙を断言したのです。

「1月1日から禁煙します!」

きっかけは、お正月のお年玉です。

お正月に実家に帰ると、親戚にお年玉を渡さなくてはなりません。

それを避けて、親戚が行かない12月31日に帰る予定にしていたのですが、母親のデイサービスの日程で1月1日に行くことになってしまったのです。

予定外の出費に、

「お年玉代を貸してほしい。」

と頼んできました。

「返すあてはあるのか?」

と尋ねると、しばらく考えて

「禁煙して節約します。」

となったのです。

まだ3日目ですが、今のところは続いています。

と思っていたら、隠れて吸っていました。

「また吸ったら次からは夕飯なしだから。夕飯かタバコか選べ。」

私に冷たく言われてからは吸っていないと嘘をつき続けて来たのですが、12日目、む~さんの部屋を掃除していると、電子タバコのカートリッジ発見。

それを写真で撮り、「今日から夕飯なしだから。」と一緒にラインで送りました。

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