更年期症状が出てからは、以前から苦手意識を持っていた業務に対して更に苦手意識が強くなりました。
ミスがあったのではないかと、必要以上に不安を感じてしまい、この状態では仕事を続けられないと思うようになりました。
会社の上司にはその状態を報告し、休職したいと申し出ました。
上司はすんなり聞き入れてくれて、かかえている仕事を片付けたら休みに入りたいと希望を伝えました。
この上司、私はとても苦手なタイプだったのですが、自分の症状を説明すると、意外にも共感してくれて、その対応に涙が出てしまいました。
いや、そんな美しいものではなく、号泣してしまいました。
話を聞くと、実は上司も不眠症になっているということでした。
そして食欲もなくなっている。
そう言われれば、苦手だったので出来るだけ顔を見ないようにしていて気が付きませんでしたが、赴任して来た時よりかなり痩せていました。
私より重症じゃない??
結局この日は、1時間半も話をしてしまいました。
上司にも病院を受診した方がいいと言ってみましたが、行かない様子です。
同じような同僚がたくさんいる、こんなの普通だと言うのです。
いや、いや、普通じゃないでしょ。
ってか、不眠症や食欲不振な人がたくさんいる会社ってどうなの?
まぁ、わからなくはないけど…
そうなるよね、この会社にいたら…
休職しても、たぶん復帰はしないだろうな…
さて、仕事が続けられないとなると、お金の心配が…
働かなくてもいいようにするには…
そうだ!結婚相手を見つけよう!
浅はかな考えかもしれませんが、55年間、結婚したいと強く思ったことがなかった私が、初めて真面目に婚活をする気になったのです。