更年期の治療を始めてから2年くらいが過ぎて、漢方薬を飲まなくても大丈夫かもと思うくらい調子が良くなっていました。
実際、仕事でバタバタしていると、昼の薬を飲み忘れることがあっても、気持ちがざわつく感じはありませんでした。
婦人科の先生と相談して薬の量を減らすことにしました。
ところが、コロナで弛んでいた仕事の締め付けが元に戻り始めると、また寝汗をかくようになってしまいました。
寝汗は1ヵ月もしないうちに治まりましたが、その少し後にむ~さんが脳梗塞に罹患して不安が大きくなり、薬の量を戻すことにしました。
不眠症状も出てきたことから、婦人科の先生にまたメンタルの病院の受診を勧められました。
でもメンタルの病院は以前のことで懲りていたので、漢方の専門医に行ってみることにしました。
少し前に漢方外来の番組を見てとても興味があったので、自宅から通い易い病院をいくつか探していたのが役に立ちました。
ネットで口コミをチェックし、初診の予約を取りました。
旧い建物にある病院ですが、いつも混んでいて、いろいろな症状の患者さんが通っています。
今まで通っていた病院で納得がいく治療が受けられなかった患者さんも多いようです。
先生は一見怖そうですが、とても親身に話を聞いて下さり、「良くなるように治療していこう。」と嬉しい言葉を掛けて下さいました。
婦人科の先生の見立ては自律神経失調症でしたが、漢方外来の先生の見立ては「神経衰弱」でした。
神経衰弱???
ネットで調べてみると、なるほどとてもしっくりきます。
最近は用いられることが少なくなった病名だというのも、昭和レトロな感じで、先生の雰囲気に合っています。
先生は昼間に飲む漢方薬と、よく眠れるように寝る前に飲む漢方薬を処方して下さいました。